トンネルを抜けると、そこは不思議な国でした。
は?マジで?
油屋と私。
「は・・・・へ?」
何処だ、ここは。
両親を追ってトンネルを抜けると緑の草原が出迎えた。
それはいい。
緑万歳、自然最高、ストップ温暖化。
「帰りなさい。君はここに来てはいけない」
このおかっぱぷりちーボーイはどなた?
「君は・・・・囲碁打ち?それとも元は金髪ヘタレの魔法使い?」
小学生の囲碁打ちか、それとも動く城の家主が髪染めたの?
うん?おかっぱぷりちーボーイなんてそうそういないよ?
口元が少し、引きつる。
いやいやいや、だってそんなまさか。
鼓動が少し、早くなる。
後ひとり。
昔の記憶が騒いでいる。
「帰りなさい。千尋」
千尋。
それは今の私の名前。
そして目の前のぷりちーなおかっぱといえば、つまり、
「千ちひ、ばんざーい」
私は思わず地面に両手両膝をついたのだった。
拍手再録。
orzを素でやって欲しい。